METZコード・データ

METZ CONNECT CAT6A RJ45パッチケーブル

見えない内部品質が通信の信頼性を決める。

1. はじめに

LANケーブルはどこのメーカーを使用しても同じ、カテゴリが同じなら同様の性能を発揮すると思われていませんか? 品質、カテゴリ規格の検証は各メーカーが出荷前に検査室(外乱の無い)で実施しています。しかしながらLANケーブルが使用される環境(ビル、工場)は外乱、様々なノイズ環境になります。このような環境下でLANケーブルの通信性能を発揮させるためにはシールド構造とコネクタ内部の信号干渉処理を十分に行う必要があります。METZ CONNECT製CAT6A RJ45パッチケーブルは、現場でCAT6Aの通信性能を最大限に引き出すノウハウを蓄積しています。

また、LANケーブルで通信の問題は起こっていないのでシールドなしの安いケーブルで構わないと思われているのではないでしょうか? 実際に現場では問題が起こっている場合が多々あるのですが見えないだけです。LANケーブルは通信に問題が発生すると復帰させようと自らリトライを始めます。このリトライ機能で大半は復帰するので問題が起こっていないように見えます。通信が遮断された時だけが問題ではなく、リトライが発生していることも問題です。リトライ時には通信が遅延します、機器の動作も遅延します、その結果エネルギー消費も増加します。相互通信で高速にセンシングしている場合(モーションコントロール、画像AI判断等)、誤検知等で致命的な問題が起こる可能性があります。

METZ CONNECT製のLANケーブルは特にコネクタ内部の特殊構造で信号の減衰を抑制、リトライを軽減する機能を持っています。この構造は外乱下で機能を最大限発揮します。

2. NEXT(近端漏話)に強い階層構造コネクタ

● 階層構造(Layered Structure)によるクロストーク抑制

一般的なRJ45プラグは単層構造のものが多く、ペア間の干渉を十分に抑え切れません。METZ CONNECTでは、内部導体の配置を段階的に分離する階層構造を採用しており、ペア同士が干渉しにくい構造になっています。

効果:

  • ペア間距離の最適化によりNEXTを低減
  • 高周波領域でも安定した特性を維持

3. 内部の裸線長を極限まで短くした設計

RJ45プラグ内部で、ツイストペアから導体をほぐした後に端子へ接続しますが、この裸線部分が長いと性能劣化(特にNEXT・RL)が発生します。

METZ CONNECTは、国産メーカーの約半分という非常に短い裸線長を実現。これにより、ツイストペア構造がほぼ保持され、信号整合性が飛躍的に向上しています。

メリット:

  • ツイストが保持されることで、クロストークが大幅に減少
  • 反射損失(Return Loss)も改善
  • 高周波信号(10GBASE-Tなど)で安定した動作

4. 極限まで配置されたシールド構造

● プラグ内部まで入り込むシールド

一般的なRJ45プラグでは、配線構造上シールドをギリギリまで設置できず外来ノイズが侵入するリスクがあります。

METZ CONNECTでは、プラグ内部奥深くまでシールドを配置し、干渉源が多い産業環境でも高い安全性を確保しています。

ポイント:

  • ツイストペア直前まで金属シールドで覆う設計
  • 裸線部が短いためシールドの効果がより顕著に

          METZ CONNECT

  一般例

5. 完全シールド構造:ジャック差し込み時の金属ボディ連続性

一般的なRJ45プラグは、ジャックに挿入した際、コネクタ裏側に金属シェルが存在しない部分が生じます。この非シールド領域が外来ノイズ(EMI/RFI)の侵入ポイントになります。

METZ CONNECTのプラグは、ジャックに挿入された状態でもシールドが途切れない完全シールド構造を採用しています。

メリット:

  • ケーブル〜プラグ〜ジャックまで金属ボディが連続
  • ノイズ侵入箇所が無く産業用途に最適
  • 特にモータノイズ・インバータノイズの環境で高い効果

            METZ CONNECT

                一般例

                       

6. まとめ

METZ CONNECTのCAT6A RJ45パッチケーブルは、

  • ■ NEXTに強い階層構造
  • ■ 裸線長を極限まで短縮した高精度組立
  • ■ 内部まで行き届いたシールド配置
  • ■ 挿入後もシールドが途切れない完全シールド構造

これらにより、産業環境における10Gbpsクラス通信でも圧倒的な安定性を発揮します。

内部構造は特殊設計

8本のケーブルを4本ごと階層構造にして配線をしています。その結果、信号の相互干渉を極力少なくしてノイズレベルを低減しています。 水平の8本の信号線を並べて配置するより、信号線間のギャップが広くなるため干渉が減少します。

NEXT(近端漏話)の測定例

上記NEXT測定例ではMETZコード・データの測定結果がCat6A規定値より大幅なマージンがあることが認められました。

ケーブル仕様

2重シールドでしっかりとシールドしているため、エイリアンクロストークに強い構造です。

仕様書例 

METZコード・データ詳細ページ(英文)