【ZEBにおけるセキュリティ課題】
ZEB(Net Zero Energy Building)では、
- 建物内のエネルギーを正確に計測・可視化すること
- 空調・照明・換気・再エネ設備を統合的に制御すること
- クラウド連携や遠隔監視を行うためのサイバーセキュリティ対策が不可欠です。
従来のBACnet/IPやMS/TPだけでは、
- 通信が暗号化されない
- ITネットワークとの接続時にセキュリティリスクが残る
という課題があります。
1. 解決策:BMT‑RTR/SCの位置づけ
BMT‑RTR/SC は、ZEB向けBEMS/BASにおいて
「既存BACnet設備を活かしながら、 セキュアで将来性のあるBACnet/SCネットワークを実現する中核機器」として機能します。
2. BMT‑RTR/SCとは
BMT‑RTR/SCは、BACnet/SC(Secure Connect)対応ルーターです。
主な役割
- BACnet MS/TP ⇔ BACnet/SC
- BACnet/IP ⇔ BACnet/SC
- 異なるBACnetネットワークを安全に中継・統合
特長
- TLSによる暗号化通信(BACnet/SC)
- BTL認証取得(高い相互接続性)
- Webブラウザによる簡単設定
- コンパクト設計で盤内設置が容易
3. ZEBにおける構成イメージ

4. ZEB向けの導入メリット
① 省エネ運用を支える「安全なデータ基盤」
- エネルギーデータ・制御信号を暗号化して伝送
- クラウドや遠隔監視との接続でも安心
② 既存設備を活かしたZEB対応
- 既存のBACnet MS/TP・BACnet/IP機器を変更せず導入可能
- 段階的なZEB化・スマートビル化に最適
③ 将来対応力(ZEB+α)
- BACnet/SCは次世代BACnet標準
AI制御、クラウドBEMS、複数建物統合にも対応可能
5. まとめ
BMT‑RTR/SCは、ZEBにおいて
- 省エネ制御そのものではなく
- 省エネを“安全・確実に”実現するためのBACnet基盤として大きな価値を提供します。
👉 ZEB × セキュリティ × 将来性 を同時に提案できるキー製品です。

【ZEBにおける測定、見える化課題】
ZEB(Net Zero Energy Building)の実現には、
「高効率な設備を導入すること」だけでは不十分です。
建物内のエネルギーを正確に“見える化”し、継続的に制御・改善する仕組みが不可欠です。
しかし実際の現場では、次のような課題が顕在化しています。
ZEBにおける主な課題・問題点
① エネルギーデータが分散・未統合
- 電力・空調・照明・設備データが別々の機器・システムで管理
- 全体最適の判断ができない
② 計測点が不足、または後付けが困難
- ZEB評価に必要な計測ポイントが足りない
- 改修時の追加工事・コスト増大
③ BEMSとの接続・拡張が複雑
- 通信プロトコルの違い(BACnet / Modbus / 接点信号など)
- メーカー依存が強く、将来拡張しにくい
④ データはあるが「活用」できていない
- ログは取っているが分析・制御に使われていない
- 運用改善につながらない
EWIO2-M-BMによるZEB課題の解決
EWIO2-M-BMは、ZEBに必要な
**「測る・集める・記録する・つなぐ・制御する」**を
1台で実現するオールインワン・エネルギーモニタリングモジュールです。
解決①:エネルギーを一元的に“見える化”
- 電力計、流量計、温度センサーなどを直接接続
- 各種エネルギーデータを一元管理
- ZEB評価・運用改善の“基礎データ”を確実に取得
➡ 分散していた情報を、意味のあるデータへ
解決②:多彩なI/Oで計測点不足を解消
- デジタル入力/出力、アナログ入力に対応
- 既存設備・後付けセンサーも柔軟に接続
- 小規模〜中規模建物なら追加PLC不要
➡ ZEB対応の計測点を最小構成で実現
解決③:BEMS・上位システムとスムーズに連携
- BACnet / Modbus に標準対応
- BEMS、SCADA、クラウドとの接続が容易
- メーカーに依存しないオープンなシステム構築
➡ ZEB時代に求められる“拡張性”を確保
解決④:データロガー+制御で運用改善へ
- 内蔵データロガーで長期データを自動保存
- しきい値判定・スケジュール制御が可能
- 空調・照明・設備の最適制御に直結
➡ 「計測」から「省エネ制御」へ
EWIO2-M-BMがZEBに最適な理由
- ✅ コンパクトで分電盤内に収まる
- ✅ 設計・施工・運用の負担を軽減
- ✅ 新築・既存建物(ZEB Ready/ZEB化改修)に対応
- ✅ 将来のZEB運用・評価にも柔軟に対応
ZEBは「導入」ではなく「運用」が成功の鍵
EWIO2-M-BMは、
ZEBを“つくる”ための機器ではなく、
ZEBを“維持・改善し続ける”ための中核デバイスです。
エネルギーを正しく測り、理解し、制御する。
その第一歩を、EWIO2-M-BMから。

